啖呵売、フラッシュバック、浮世絵考
江戸の昔、人々は今日程情報の海に溺れておりませんでした。寧ろ情報に枯渇していた。と断言してもおかしくない時代だった。と当方は思います。身分制の厳格な封建時代は、下々は結構?精神的には退屈な生活を日々送っていたことでしょう。そんな時代庶民の娯楽の原点は、『噂話、笑い噺、作り話?等』話は、面白い程拡散広まっていったわけです。人に何か、を伝え、教え、又、何かを売る時、話題性が好まれました。科学性、論理性、倫理観よりまず話題性です。フーテンの寅さんのおなじみ啖呵売、相手が何をイメージするかを計算したうえで、フラッシュバックさながらボキャブラリーの洪水です。また、当時のチラシ、ポスター的役目だった浮世絵。事実をを伝える以上に、庶民に何かを先にイメージさす爲に、『極端な、快楽と恐怖』を拡散伝達していったのだと思います。〔局部矮小拡大主義〕と言っても、今もジャーナリズム、コマーシャリズムの基本原点は、同じようですが?。お引越、倉庫整理、遺品整理、古道具、骨董品等などを処分される際は是非いちど、古美術 一休堂までご相談下さい!
2016年07月08日(金)