〔骨董〕『古伊万里デザイン雪中筍興図』
本日も厳しい寒い日々が続いております。雪が降ると思い起こす有名な古伊万里の図案に『雪中筍興図』があります。皆様もご存知かとおもいますが、『親孝行の図』であります。死ぬ間際の親に何かしてあげる事はないかと思案した孝行息子が、元気な時親が春になれば食べていた大好物の筍を未だ厳冬期の雪の中を捜し求めるという、ロマン溢れる故事成話に基づいた、オーソドックスな図柄で、古伊万里のデザインとしては、幾種類もの器にいくつかのパターンを変えて存在するものです。現実には、雪の下には、季節的に筍は存在しない。と思いますが、『ひょっとして、有るのでないか?』と、思わせる。嘘が素敵で、この構図の器をいくつか持っています。小さいとき、大人に注意された事を思い出しました。『大きい嘘は吐いても、小さな嘘は吐いてはいけない。』只今骨董屋主盛業中。今後とも、宜しくお願いします。お引越、倉庫整理、遺品整理、古道具、骨董品等などを処分される際は是非いちど、古美術 一休堂までご相談下さい!。
2018年02月12日(月)