〔骨董〕『篠山城石垣と穴太衆(あのうしゅう)』
本日の朝日新聞に載っていましたが、第15代目穴太衆頭 粟田建設社長 粟田純徳さん、日本の城郭の石垣積みの伝統を継承しながら会社を営んでいるそうです。今では数人の社員で経営されているみたいです。伝統技術を売り物に経営していても、昔は穴太衆の実績で随意契約だったものが、今では機会均等で一般競争入札で経済的にも大変なようです。このような伝統技術は、国が『人間国宝』のような制度で組織を保護しないと消滅してしまうのではないかと心配です。ご当地篠山城の石垣も当時穴太衆の技術で仕上がっていったようで、久々に今年度の初雪を見に行ったついでに、しげしげと観察していて気付いたのですが、石垣の石ころの一つ一つに結構落書きいや?印が残っていて、大変興味深く思ったのですが、家紋が多いところを考えると多分担当場所を指図した痕なのではないでしょうか?加藤清正が当時『天下普請』の責任者だったはずです。采配する大きな声が聞こえそうで、江戸時代にトリップしそうです。年末年始の断捨離、お引越、倉庫整理、遺品整理、古道具、骨董品等などを処分される際は是非いちど、古美術 一休堂までご相談下さい!。
2017年12月09日(土)