日本画は、オマージュ?
よく巷間謂われる?『オマージュとは』どのような意味合いがあるのか、考えてみました。1番に浮かんだイメージは、流行りの『高級スイスブランドのオマージュ腕時計』あまり良いイメージが無く、コピーに近いワードだと思い込んでいました。が、オマージュの本当の意味は、元ネタに対して尊敬、賞賛の念を込めて、自作品を制作する時、既存著名作品のある1部分を流用させていただく行為らしいのです。骨董的発想でいうならば、『見どころ踏まえた作品』なのであります。素晴らしい行為のように思うのですが、しかし、冷静に再考すると、1点物ではなく多量販売する工業製品にするのは問題はないのでしょうか?しかも、ロゴを付け、プライベートブランドにすれば、贋物製作に関する法の網にはひかかりません。音楽であれば、著作権にひかかりますが、工業品は結果としてOKなのです。日本画、書道、落語など、日本伝統産業(敢えて表現)は、オマージュ的要素の強い仕事ですが、これらのような活動は、上手くいっている例だと思います。因みに骨董的目利きの条件は、最もオマージュな世界で、一度もぶれていないと思います。
2020年07月15日(水)