兵庫県丹波篠山市魚屋町22
古物商免許 兵庫県公安委員会 631429500004

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一休堂のだじゃれ日記

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古美術品、疵、瑕、傷、キズに対して一考。

表記写真古三田青磁(西行法師の富士見姿置物)の名品です。ただ、疵が有り、手、足、傘が破損紛失しています。傷にも色々あり、見ていて痛ましく心折れる雰囲気の物も有りますが、この作品は、個人的には古美術品本来の雰囲気をそこはかとなく醸し出していて、今風に言うならば、十分『インスタ映え』するのではないかと思います。青磁の色も綺麗な発色で、型物の抜けも悪くなく、お顔も江戸時代の雰囲気を漂わせておられます。ただ、経済的価値観からいうと、やはり完全品に対して、疵物は安く評価されるのは、当然です。しかし、此処で私的意見を一献述べさせていただくと、世間の多くの人たち特に日本人の方は、疵というだけで遠ざかっていかれる方が結構おられます。その点、欧米人等のコレクター所謂アンテイックフリークは、疵に対しては寛容で、時代性に敏感です。勿論、疵の評価だけデスカウントを求めてこられますが、当然だと思います。古い物には、存在価値からして傷が着くのが当然だと思います。『状態の良い、安い、贋物を買って騙されるより、本物の経年美を研究する意味で、疵物を買って、目を肥やして欲しいと思います。』余談ですが、私の知人のコレクターは、本物を見極める、いや、後世騙されない為にも、あえてポジテブに『偽物、フエーク、紛い物』をコレクションされている、骨太なコレクターの多数おられます。『備えあれば憂い無?(笑)』断捨離、お引越、倉庫整理、遺品整理、古道具、骨董品等などを処分される際は是非いちど、古美術 一休堂までご相談下さい!

2022年01月30日(日)