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蓄音機の名機中の名機『チニー』入荷。

数日前、戦前の大富豪が日夜舞踏会を催されていた時に使用していた、蓄音機の(KING of 名機)チニーChineyが入荷しました。そこで、この機について詳しく、金沢蓄音機館の館長がブログ(2012年2月号、その94 『芸術品のチニー蓄音機』)で説明されていたので、抜粋引用させていただき説明させていただきます。今回は、当方が入手した機種には、珍しい手動の針の研磨機が付属しているのと、オリジナルのレコードラックスタンドが設置されているのが、面白いです。勿論可動品で、サウンドブックスも縦横振動2つ完備です。ご希望の方、メールor電話でお問い合わせください。

その94「芸術品のチニー蓄音器」

「チニー」と呼ばれる蓄音器がある。
この蓄音器は針が縦に振動して音を出すレコード、また針を横に振動させて音を出すレコードのどちらもかけることが出来るものだ。縦振動はエジソン社(米)、パテ社(仏)、横振動はビクター社などが出していた。
ビデオでいえばβマックス、VHS両方式が1台で見られるビデオデッキといったところ。この便利な蓄音器は、アメリカのバイオリニスト、フォレスト・チニー教授が作ったものである。会社は1914年(大正3年)ミシガン州グランドラビッズで設立された。音を針先からラッパへ伝えるトーンアームは八角形、ラッパはバイオリンの胴体断面のような四角の木製。しかもその各々が滑らかに広がっているのではなく、角ばっているため断面も階段状になっているユニークな設計である。
バイオリニストであったためかメープル(楓)、スプルス材(アメリカ檜)でラッパは作られている。
音色は針(スクラッチ)ノイズが少なく、すこぶるいい。シカゴ、ソプラノオペラ大家のローザ・ライザは「チニーの前に蓄音器なし」と絶賛していたという。縦振動の針はサファイアの宝石針、横振動は鋼鉄製の針を用いる。それぞれのサウンドボックスを、聞くレコード盤によって取り替えるようになっている。
鋼鉄の針は高音、中音、理想音、低音の4種類あり、さらに「鋼針調整器」なるもので高音、中音、低音の3様に分けることが出来る。つまり全部で12とおりの音色を聞くことが出来る訳だ。キャビネットのデザインにもこだわっている。バーキー&ゲイ装飾家具会社の専門の技師に作らせ1台ごとに保証させている。1個の芸術品扱いだ。
大正9年、日本向けには座敷用として卓上型でマホガニー仕上げにし、部品は大型のものと同一のものを使っている。10号オーケイ型と呼ばれる。
日本に需要があった証拠だろう。

2021年05月23日(日)