兵庫県丹波篠山市魚屋町22
古物商免許 兵庫県公安委員会 631429500004

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一休堂のだじゃれ日記

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『古丹波布展』本家、本元、青垣町佐治で、開催。

今月、丹波を代表する古美術の代表『古丹波布』の展示会が、9月20日より開催されます。江戸末期から明治中期にかけて、丹波国佐治周辺で織られた所謂『古丹波布』『佐治木綿』『丹波上布』等のことです。肌触りが大変優しく、一度触れると決して忘れることが出来ない『母の愛情』のような、素晴らしい手織り感いっぱいの布です。私も過去に数度トレジャーハントの経験があります。一度は、大阪市内の所謂船場地区の問屋の倉庫の屋根裏に廃棄間際を救い出したことがあります。そこで、古布の専門の業者さんに、『本来丹波の田舎に棲息するであろう?古丹波布がなぜ?都会のど真ん中に残っているのか?』聞いたことがありました。帰ってきた答えは、『当時、丹波から丁稚として、就職されたお子達に、母が夜なべして織った布団布で、人生の旅立に備えられたそうです。』故郷の草木を縦糸に母の愛情を横糸に紡いだ愛情と涙の染み込んだ、ヒストリックな古布なのであります。あと、古美術商的お噺をもう一つ付け加えると、古丹波の名品特に茶道のお茶碗の雌伏に古丹波布を用いることが、数寄者の間では、王道的作法として育ってきています。ぜひ、この機会に青垣まで足を運ばれてはいかがでしょう?古美術一休堂さんの紹介記事で知ったと一言言えば、お茶請けの『柿の種』1つぐらいサービスしてくださると思います。(笑)

2025年09月07日(日)