満月の夜、『黄金の茶室』…辻が花。
一昨日の夜、煌々と輝く大きな満月を観て、思わず想像が蘇りました。豊臣秀吉が製作企画したと言われる、『黄金の茶室』成金趣味秀吉の真骨頂?という事で、歴史の史実として長らく個人的には記憶されていたのであります。が、この茶室は、解体組立が自由自在で持ち運びに便利、何処でも茶室を作る事が出来たらしいのです。そこで、月見しながら想像したのですが、『黄金趣味は、実は、夜噺茶会を目的。』としたものではなかったのでしょうか?夜間に雪洞に灯を灯し、茶会をすることを、『夜噺』というらしいです。しかも、企画立案者は、『千利休』だったのではないでしょうか。これを読んだ皆様も想像をめぐらしてください?夜だから、雪洞、月明かりの反射鏡として、『黄金の間』が必要だったのです。『幽玄で、質素で、侘び、寂』そして、客人の装いは、『辻が花』まさに桃山文化の炎上です。断捨離、お引越、倉庫整理、遺品整理、古道具、骨董品等などを処分される際は是非いちど、古美術 一休堂までご相談下さい!
2021年11月21日(日)