ホンダ発電機E40とSONYのマイクロテレビ
先日、店頭に持ち込まれた昭和レトロチックなカワイイ発電機を修理し調べているうちに、色々興味深い情報を知ることとなり、ここに紹介いたします。
みんなのホンダ資料館
E40
1964年/7月 発電機
ホンダのポータブル発電機の元祖であるE40の開発は、1962年、ソニーが世界初のマイクロテレビを発表したことを契機にスタートした。このマイクロテレビ用電源として排気量14.8ccの発電機用エンジンの開発から始まり、教材用エンジンT10と小型発電機E40とに分化した。
ソニーとのE40による業務提携は実現しなかったが、初のホンダ発電機E40の開発は完了し、後にコンデンサーによる力率改善で80W・100Wへと発展していった。
超小型の4サイクルエンジンには超小型のキャブレター、点火装置、エンジンバルブなどの新開発が必要で、小さな燃焼室の鉛堆積物への対策にも大変な苦労があった。
●発電方式:6極永久磁石回転式交流発電機
●排気量:17.2cc
●最高出力:0.18PS/4,000rpm
●交流出力:190サイクル100V-40W
●連続運転:4時間(0.5リットル)
●重量:7.5kg
●価格:国内未発売
2021年07月23日(金)