光琳、悩んだ末の『紅白梅図屏風』
朝散歩中土手の枯れ葉散った後の老桜を眺めた時思い出したのですが?、宗達の風神雷神図で絵心に火が点いた光琳が模写を繰り返し修練する中で、どうしたら宗達を超えられる悩みます。そこから約20年後没する手前で、後に国宝指定になる『紅白紅梅図屏風』が仕上がります。考えるヒントは、きっと『華やかさでは負けるが、構図デフォルメでは負けない』と自負を自覚した光琳の人生の結晶だったのです。色の渋さも増して作品に奥行を与え、結果国宝ににも昇華しました。お引越、倉庫整理、遺品整理等、古道具などを処分される際は是非いちど、古美術 一休堂までご相談下さい!
2015年11月26日(木)