〔郷土人形〕『丹波市稲畑人形 饅頭喰い』
写真の作品は、本日地元のコレクたーより分けて頂いた作品です。お隣丹波市で作られた、伝統技能継承者(赤井君江さん)の作品で、通称コレクター間では、(饅頭喰い)と言われてタイプの人形です。
「こどもはお饅頭を二つに割って、両手に持っている。おとなが『おとうさんとおかあさんと、どっちが好きか』とたずねたら、こどもはお饅頭を二つに割って、どっちがおいしいかと、問い返したという」(『京 暮らしの彩り』佼成出版社)
「両手に半分ずつお饅を持って、いかにもおとなの愚かさを笑うているように見える。お饅がおんなじ味なら、父母とておんなじことやないか」(『京の手づくり』)この人形を飾ると小さな子供が頭の良い大人に育つ。という故事成話に因んで多数制作されたらしい。
2020年01月27日(月)