宗右衛門町『出雲そば』の思い出
今から30年ぐらい前、まだ私が20代半ば頃、何かの拍子に?書道教室に週一回通いはじめました。場所は、大阪ミナミ島之内 宗右衛門町通りの『ひさや旅館』の一室。いつも、八時半ごろ終わり、その後、空腹時、ひさやの前に有った。『出雲そば』に何度か、関係者に連れて行って貰いました。当方がこの古美術業界に入る動機の数パーセントぐらいには、なったのかもしれませんが。今でも、初訪問した時の驚きは、覚えています。『ここは、江戸時代や。』と、思いました。呉須と墨のワールド。静けさと一人世界が良くにあう。あそこに健さんが居たら、絶対映画の撮影に違いない。と錯覚する、ブラックモノトーンのお店でした。単なる蕎麦が、神社で頂く、お神酒のように、神聖さが漂っていました。教祖様、いや、店主の方とは、一度も、口を交わした事は無かったのですが。このお店の近況知っている方、おられたら教えてください?。
2015年06月04日(木)